今日は、初めてお会いするKちゃんを待っていました。
お母さまと何度かメールのやり取りをし
会える日を心待ちにしていました。
玄関で出迎えると、
にこにこしながら車から飛び出て
すぐに仲良しになれる予感がしました。
はにかみながら、お名前を教えてくれたあと
すぐにピアノの方へ誘いました。
もうすぐ1年生ということなので
小学校で使う音楽の教科書を
いっしょに見ながらお話をしました。
歌が好きだというだけあって
挿絵の中に隠れている「うた」を
ぜんぶ知っていました。
「すごいね!」
それから、ピアノのクイズをして
黒鍵や白鍵の音を出してみたり
ピアノの中をのぞいてみたり。
鍵盤を押すと、どこが動くのか
高い音や低い音を試してみました。
「ど」の場所の探し方を覚えて
曲を弾いてみました。
えんぴつのおしごとは
「ど」「れ」「み」をまず読んでみました。
とてもよく読めたので
色ぬりをして、場所の定着をはかります。
調子よく読めて、きれいに色もぬれたので
順調にすすめそうです。
お話しも、とてもよくできました。
好きな色、お気に入りのぬいぐるみ、
いつもお家でやっていること。
会話も考えを言えたり、説明ができたり
もうすでに小学生のようにしっかりしています。
さらさらした髪の毛に
澄んだ瞳が
まっすぐこちらを見てくれるので
まっさらな心に
応えたいと身が引き締まります。
一瞬一瞬が新しい出会いで
一言一言が栄養となり
一音一音がこころに残るよう
来週から、いっしょにがんばりましょうね!
先日は中学校の卒業式でした。
先週から、こんなカードをお渡ししています。
反応は、さまざまで
「なになに?」
「これ?やるの?」
「え~~?!」
「やりたい!」
10月の末まで、2曲を頑張って
弾いてもらう予定です。
レパートリーとして、新しい曲にチャレンジするもよし。
今まで弾いた曲をさらってもよし。
ステップの曲ももちろんありです。
伴奏を練習中だったら
それでも構いません。
おまけポイントは、
10月最終週に、ハロウィンの仮装とか
ハロウィンらしさを考えてくれたら
スタンプ押します!
もちろん、ごほうびがあるので
ゲットしてくださいね。
昨日、レッスンにやってきたNちゃん。
実は、彼女がピアノ教室に
もうすぐ楽しい夏休みです。
今日レッスンにきた中学生のRちゃん。
「うたをうたおうよ!」
一年生になったばかりで、
今春からレッスンを始めた生徒さんに
「うたあそび」という教本を使っています。
知ってる曲がたくさん載っていて
まだピアノを始めたばかりのHちゃん。
先日、ステップで
中学生というのは、
先日、生徒さんが春のステップに
参加してきました。
Rちゃんは初めて、
Sちゃんは2回目です。
初めてのステップ参加のRちゃん。
会場で顔を見たら
コチコチで、固くなっています。
適度な緊張感というのは
集中する時に必要なことです。
音を聴く、良い音を出すために
からだと感覚を
コントロールしなければなりません。
しかし、まるで動物が獲物を
捕らえる集中すべき時に
からだが固まってしまうと
動くことが難しいのです。
なるべく、緊張をほぐすように
飴をなめたり、お水を飲んだり
しましたが
完璧に、雰囲気にのまれています。
椅子に座ると思い出せなくて
私に助けを求めるような
表情をしました。
一瞬、私が楽譜を持ち
駆け寄ろうと考えましたが
なんとか、最初にあるべき
音の鍵盤を探り弾きだしました。
ほんの数分の短い時間が
長い長い苦しさを伴った
時間と感じたことでしょう。
しかし、逃げずに負けずに泣かずに
最後までたどり着けました。
苦しい時間だったことでしょう。
参加者が終わり休憩に入ると
Rちゃんを連れ出し
お話しをしました。
きっと、悔しい気持ちと
うまくいかなかった気持ち
がっかりした気持ち
Rちゃんは、たくさんの気持ちが
ごちゃ混ぜになって涙が出ました。
私は、最後まで逃げずに
弾き切ったことをほめました。
そして、初めてなのに
苦くて苦しい時間を与えてしまい
ごめんなさいと謝りました。
どんな結果を聞こうと
私は責任とRちゃんの気持ちの
緩衝材になるつもりでした。
しかし、封筒を受け取ると
合格証が!!
しかも、アドバイザーの先生方からは
「ステップデビュー、おめでとう‼︎」
のことばが書かれており
赤いパスポートが入っていました。
よもや、ピアノを嫌いになるかも
もう挑戦することに
目を向けなくなるかも
そんな風に考えていましたが
暖かなアドバイザーの先生方の
ことばによって
笑顔になりました。
見守ってくれたご両親も
にこにこしてくれて
嬉しいことに、
「次回もステップを受けようと考えています」
と仰ってくださいました。
Rちゃんも
「悔しい気持ちなので
リベンジしたい」と
あらたな気持ちで、
ピアノに向かっています。
それを見ていた
Rちゃんの妹さんも
次回のステップに出たいと
言ってくれました。
子どもからおとなの方まで
暖かな雰囲気で
ピアノを弾く勇気とやり抜く力を
応援してくれるステップは
ありがたいなと思いました。
中学生になったばかりのRちゃん。
音は、もちろん出ません。