音のサンドイッチは、おもしろい!
一気に桜の花が咲き誇る中
室内楽でご一緒の増本香織先生主催の
発表会へ出演しました。
香織先生から、
「2台ピアノができるホールなので
一緒にいかがですか?」
と、お誘いを受け
やはり室内楽クラスの
宮崎亜紀先生と一緒に
弾くことになりました。
なるべく子どもたちの知っている曲を
聞いて欲しいと思い
2月に入って、急いで決めました。
グリーグ作曲「ペールギュント」組曲より
抜粋で
「朝」 「アニトラの踊り」
「山の魔王の宮殿にて」
この三曲を2台ピアノで演奏します。
早速譜読みをして
多喜先生に2度ほどレッスンをしていただき
スタジオや2台のピアノのある場所で
合わせを数回。
2台でピアノを合わせるのは
「連弾より弾きやすく」
「ピアノの個性を発揮できること」
「アンサンブル力があれば楽しめる」
そのようなことを教えていただきながら
いつかは生徒さんたちに
経験させてあげたいなと感じました。
というのは、
弾いていてとても楽しく思ったからです。
ふつう、自分が弾くピアノの音は
左手の低音が左側、
右手の高音が右側から
聴こえるのが自然です。
(ふたついっぺんに聴こえても大丈夫な子が
ピアノ向きかもしれませんが、
メロディーの単旋律だけしか聴こえなくても
すこしずつ両方聴けるようになりますよ!)
2台の「聴こえ方」の違和感は
右側から相手の低音が聴こえてくること。
しかし、対面のピアノ配置で
リハーサルの時に
譜めくりをお手伝いをしていたら
増本香織先生と安川友美先生の弾く
インファンテ作曲
「アンダルシア舞曲」の低音が
まるで音に挟まれようで迫力があり
(左右から聞こえる)
メロディーは上から降りてきたり、
横から巡ってきたりと
ピアノの側で聴くせいか、
聴こえ方が面白く楽しくなりました。
モーツァルトのソナタを
2台にアレンジされた曲や
ポピュラーを楽しく演奏する生徒さん、
意外にもポピュラーは聴きやすく、
まるで音の重なりがバンドのようでした。
ピアノが大好きな子どもたちが
大好きな曲をステージで演奏する姿は
とてもあたたかく、好感が持てました。
このような機会を作ってくださり
香織先生には感謝しています!
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